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鼓動

大宮なのか
櫻葉なのか
磁石なのか



お好きなカップリングで読んで頂けるかしら。




あるうららかな春の日、腐おばさんは話を思いつきました。

が、どう進めればいいのかわからず、頭の中で悩んでいました。

とりあえず書き始めようと闇雲に書いてみました。
書き始めても、それが誰の話なのかわからなくなってしまいました。

そこで、

「もういい!いっそのこと、どのカップリングでも妄想出来るように書いてみよう」

と、
ずるい書き方をしてみました。


というわけで。。。



どうでしょうねえ。





☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




どさっ

ドドドドド

「はっ はっ」

200メートルを全力疾走したように、崩れ落ちた二人の身体。
汗だけが互いの身体の間にあるのみ
遮るものはなにもない。

「はぁ、はぁ」

彼が大きなリズムで呼吸をする。

俺の身体の中に吐き出したものを取り戻そうと
酸素を身体の奥まで染み渡らせてる。

だって俺の上であんな乱暴に動いてたんだもん。

ドクドクドクドク

鼓動もリズムを付け始めてる。




そういえば

あの瞬間。。。
繋がった部分にしか、感覚がなくなったあの瞬間。

彼の動きが止まって、
ソレだけが生を持ってたあの一瞬は、彼の鼓動が止まってしまったようだった。

そして、
彼に激しく揺らされ、強烈なかい///かんで
全身が硬直した俺も、ほんの一瞬心臓が止まってたはず。。。

そして、その一瞬を取り戻そうと激しく動いてる二人の心臓。





耳を澄まし、胸で鼓動を感じようと、
だるい腕を彼の身体に回し、力を入れ抱きしめた。

ドンドンドンドン

同じ速さで胸が波打ってる。

汗でぬめる彼の背中に手のひらを広げ、落ち着かせようと撫でる。
俺のゆったりした手の動きに
俺も彼も
「はぁっ」
同時に大きくため息を付いた。

まだ湿ったままでは冷えてしまう夜。
彼が足元に丸まったシーツを引っ張り上げて
二人の身体を覆う。

身体を包むのが冷たい空気から、柔らかなシーツに変わると
二人の身体が緩み徐々に力が抜けて行く。

シーツに籠る空気が温まって来ると、
二人共、無意識に目を閉じてしまっていた。

今日一日の疲れに逆らえずに、この身体をとろりと熱い彼に滲み込ませる。

薄い布の中に閉ざされた空間で、重なる胸に感じる彼の鼓動


ドクンドクン

もうどっちがどっちの音なのかわからない。

互いの鼓動に共鳴してるみたい。






ずっと、同じリズム。
俺も彼も同じ速さの鼓動。。。



もしかして人間って、鼓動の数が決まってるのかも。

その決められた鼓動の回数を打ち終えた時が、運命の終わり



だって、毎日昼も夜も心臓の動きを数えてる人なんかないから
この世に早くさようならをしてしまう人は
きっと、気がついてない時に、人よりたくさん心臓が動いてるんだ。
長命の人は、心臓も時々休憩してるのかも。



彼の方が早く産まれてるけれど
小さな頃、スポーツ大好きだった俺は、きっと彼と同じ鼓動の数になって

嵐になった。

あれが運命の瞬間。


あの日から
俺達は同じ鼓動の速さで時を刻む。

彼の身体が重くなってきた。
いつの間にか、彼が俺の身体の上で眠ってしまったようで、力ない彼の体重を感じる
そんな今だって。。。

どっくん、どっくん、どっくん


同じ。




うれしいときも
はしゃいでしまうときも
静かにしてるときも


互いの愛を確かめるときも

同じ鼓動の速さで生きて行けたらいいよな。。。


ふぁーっ


変な事を考えてたら眠くなってきた。

すーすーと静かな寝息が聞こえ、
彼の心臓も、

ドッ。。。クン

ドッ。。。クン

大きく動き、彼の身体の隅々にまで生きてる証を送り込む。


彼の力強い鼓動のリズムに誘われ、ぼんやりしてると、
大きな波が彼方からやってきて、
俺はあっと言う間に攫われ、暖かい海の底に沈んで行った。


彼の身体を抱きしめたまま。。。
深くて、暗い場所に落ちていく。。。



ドッ。。。クン


ドッ。。。クン





ドッ。。。。。クン






ドッ。。。。。クン









かちり


かちり


たくさんの計数カウンターが並ぶ中。
2つ並んだカウンターが

同じリズムでゆっくり数を数え上げている。


同じ数字を
同じリズムで



かちり



かちり



かちり



かちり












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