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bite mark


「ぁっ。あっ」

俺の顔の動きに合わせて、鼻から抜ける声が部屋に響く。
楽しくなってきた俺は、顔の動きはそのままで
身体を起こしながら、手で彼の足を少し動かした
彼は期待するかのように、膝を立てて開く。
柔らかな太ももの内側に手を置いて、浮き上がった筋肉を焦らすように撫でる。

太陽も当たらない、いつも隠されたその場所は
柔らかくて、きめ細かで、男の身体の中で一番滑らかな部位かも。
その先にある、俺を待つ場所への入り口でもあるから。。。

自分の含んでるモノから視線を動かした。
こっちもいいけれど。。。

腿もなめてみたくなる。。。


ゆっくり顔を上げると、
「あっ」
名残惜しそうな声が聞こえ、代わりにまだぬれてるソコを

手で包み込む。

彼が安心したように身体から力を抜いた。

誘われるように、白い肌に唇を寄せ舌でその滑らかさを味わう。


昔、昔。。。ずっと昔
女ってものに溺れてたころ
女の柔らかな肌がとても不思議だった。
何がこの下にあるのだろうなんて。。。
マシュマロのようにどこまでも、めり込んで行きそうで
でも
噛めば、水で膨らんだ風船のように割れてしまいそうな恐怖。

歯を立ててみたいけれど
理性ってものが、邪魔をして
風船を破らない程度にやわらかく噛んだあの感覚。


でも、今俺の唇の下にあるのは
噛み切る事も、破れる事もなく俺を跳ね返してくれそうな力強い肌。


少しだけ。。

唇を上げ歯をむき出して、そうっと当てた。

「ん。。。」

彼の全身が固くなって、手の中のモノもぴくんと跳ねた。
俺にぞわっと熱い波が流れた。

この感じ。。。

もう一度大きく口を開け、肌の下の彼の肉体を作り上げてる組織までも
感じられるようにゆっくりゆっくり
噛みしめていく。

「ん。。。」
痛みをこらえてる声がして、痛みを紛らわしてやろうと
手を大きく力強く上下させる。
「ん。。。ぁあっ」

それに呼応させ、歯にも力を入れる。
柔軟なのに弾力があって
千切れそうで、でも、力強く跳ね返す

俺の頭の中で、
こんな感覚が過去にあったか?なんて
似た感覚を記憶の回路の中から探し出そうとしてるけれど
なかなか出て来ない。

「いたい」という声が甘く聞こえた気がして
顎に力を入れて
柔らかな肉に自分の歯がめり込むのを感じると、身体が熱くなって
俺のソコに一気に血が流れ込む。

どかっ

「いてっ」
彼の足の衝撃を腰に感じ顔も手も放してしまった。
「翔ちゃんっ。いたいよっ、何してんだよ」
彼の怒った声。

「いってー」
蹴られた場所に手を当てて身体を起こし
ふと我に返ると
肘を付いて見下ろしてる怖い顔の彼と視線が合ってしまった。
怒ってる。。。そりゃそうだわ。。。
俯いて彼の足の間に正座した。

ちらっと自分の歯形が目に入って
『痛そう。。』と思い、
自分がやったんだと、どきっとする。

「いてーよ」
彼の大きな手がもうすでに血液を集め、赤紫になってるその場所を隠した。

「ご、ごめん。つい」
「ついって、翔ちゃんそんな趣味あったの?」
彼が大きな声を上げた。
もう痛みを忘れて、俺に対して驚きの方が大きいようだ。

「ないない。そんな趣味はない」
「でも。。。こんなに歯形が。。。」

「ごめん、噛んだらどんな感じかなと思って。。。」
「。。。。」

「雅紀の肌、綺麗で、柔らかそうだし」
「。。。」

「ここならわかんないだろうし。。」
「。。。」

「ごめん、もうしないから」
怒ってる彼にもう謝るしかない。
俺は彼の足の間で、両手を付いて土下座してた。

裸の男の情けない格好。
ベッドが揺れ、
彼も身体を起こしてるのを感じた。
何を言われるのかと、額をシーツに擦り付けたまま身体を固くする。

「ふふ。。。謝らなくてもいいよ」
その声に手をついたまま身体を起こす。
「なに?」

顔を上げたところに彼の瞳があった。
さっきの怒った鋭い目ではなく、
少し赤くなった目尻に黒い瞳がぼやっと潤んで見える。
これは彼が俺を誘うときの目。

「ちょっと良かったかも」
今度はこっちが驚いて、目を大きくする。
「ほんと?」

「翔ちゃん、なんにも言わなかったから、何考えてるのかわかんなくて
噛みちぎられるのかって怖かったけど、
そうじゃないってわかったら。。。」


「いいの?」


彼の口元が片方に歪むと、
首に重さを感じ、
次の瞬間、俺の身体は彼に覆いかぶさってた。


「あんまり痛いのは嫌だけど。。。」

「うん」

見下ろしてる彼の真っ赤な唇が半開きになって、
「ちょっと、興味はある。。」
そう呟くと、頬も真っ赤になった。

俺も頭にかーっと血が上る気がして大きく息を吸ってから、
こみ上げる悦びを抑えて、

「俺達やっぱり相性いいな」

喉の奥で囁いた。

彼の手のひらがゆっくり俺の背中を撫でる。
俺は唇を上げて、キバを剥くように歯を見せた。
すると
「ふふっ。。怖いな。で、次はどこを?」
彼の手が俺の背後を滑り落ち、腰を引き寄せた。


「まず、お前の痣。。。噛ませて。」


「ふふ、今は見せるシーンはないから、いいよ。優しくね。」

「まさき。。。」

こげ茶色の絵の具を散らしたような
見慣れた彼の肩に唇を当て「ちゅっ」と小さく音を立ててから
俺の歯は、筋肉で固い彼の肩にゆっくり食い込む


「ん。。。」
「痛い?」

顔を離して眺めた自分の歯の痕は、
彼の痣にまるで鎖のように点々と等間隔の痕を付けていた。


「翔ちゃんがね、俺のものだって言ってるみたいで、
噛まれてるのも嬉しい。俺って変かな」


「俺も」
歯で出来た凸凹を指で触れながら
「これで雅紀が自分のものだって印を付けたみたい。。。」


そう言いながら
その傷跡に軽く口づけをし
俺はまたその鎖を繋げるように彼の肩に歯を当てた。

彼の手が俺の髪を掴み、
「ん。。」
痛みを堪える音がして、指に力が入ると
そこを治療するように唇を当てて、次の鎖を繋げる

どれだけそんな狂った遊びに興じていたのか。

気がつくと、
彼の肩は俺の鎖でがんじがらめになっていた。

彼の指がゆっくりその痕を撫でる。


「誰にも見せられないね」

「誰にも見せたくないし、触らせたくないからいい」
俺はその痣を指で辿る。
「くくっ。子供みたい」
雅紀がそんな俺を見て笑ってる

「だな。マーキングだ」

そう言って誤摩化したものの
でも、この歯に食い込む彼の肌の柔らかさ。

病み付きになりそうだ。
軽く付けた肩の歯形は所々もう元に戻ってた、
でも、始めに噛んだ彼の腿の内側。。。

綺麗に俺の歯の痕が残ってる。

それがちょっと愛おしくて、指でなぞってみる。

すると、俺の頭の上から

「翔ちゃん、もっと強くとか考えてないよね」と雅紀の声が聞こえた。

「いや。。えっと」

彼の手が俺の頬に当たり、顔をくいっと上げさせられた。
「俺を痛めつけるのは、噛むだけじゃなくて。。さ」

どんどん小さくなってく声と、照れた表情に何を言っているのかわかると、
失いかけてた炎がまた身体の奥に宿る。

「じゃぁさ。。。どうして苛めてほしい?」

「なんでも。。。あ。でも噛むのはもう止めてね。仕事に差し支える」

「ちっ。わかったよ。じゃ。。。まずは。。。」

また身体を下にずらし。。。


太ももにある自分の赤い印に口づけをしてから。
また、始めにしてたこと。。。

気をとられて、途中で終わってしまった続きを始めた。



顔を動かす度、目の片隅に見える真っ赤な花。

綺麗じゃん、一生このまま痕があってもいいんじゃないの?

なんて思いながら

俺は彼の苦しい泣き声をもっと上げさせてやろうと
愛しいそれをいたぶってやった。





何をしても許して
愛してくれる彼。

俺も
こんなに愛してるよと顔を動かす。

甲高い声が聞こえ
彼が熱い印を俺に流し込んだ。

俺だって彼をこんなに愛してる。

だって。。。

彼の血だって、
ソレだって。。。

飲み込めるんだ。





次の日、楽屋で、俺はさっさと衣装に着替えて新聞を読み始めた。

いつもなら最初に服を脱ぎ捨て、下着姿で歩き回ってる雅紀が
今日は最後まで着替えずに隅できょろきょろしながら、タイミングを計ってる。
やっぱ、見られたらまずいよね。

俺はみんなの注目をこっちに集めてやろうと
「この間のロケでさー」

大きな声で話を始めた。
3人の視線が俺に集まり安心する。
雅紀もこっちを向いたので『着替えるなら今だよ』と目で言って頷いてやった。

「強烈なおばさんに掴まって」
「なに?」
「ニノと大野くんは本当に出来てるんですか?だって」

「えええ。へんなの」
「やっぱバレてるね、リーダー」
「ほんとに、雅紀と俺までどうなってんだって詰問されたよ」

俺は話をしながらちらっと雅紀を見た。

彼は誰も見ていないと安心したのか
堂々とズボンを脱ぎ捨ててた。

昨夜は、
真っ赤にくっきり咲いていた彼の太ももの花が
今日は
まるで水彩画のようにぼんやり浮かんでいた。


綺麗だなと思ったその花は
あっと言う間に
雅紀の服の下に消えたけれど

俺の腹の奥がほんの少しだけ温度を上げた。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


もう消えてしまいそうな翔ちゃんの歯形。
糸切り歯だけ小さく
まるで吸血鬼に噛まれたように残ってる。

あの慎重な彼が
恋愛の証拠になるような印を俺の身体に残す事に
俺達の関係が深くなってることを感じた。

二人の関係に
指環も
印鑑も
書類もないけれど

翔ちゃんの歯形が残ってるときは
二人の間に証明が存在するみたいで
その痕を見るたびに胸が痛くなった。

それに。。

噛まれた痛みと共に感じた愛。


これも究極の愛の形なのかもね。


噛まれて、痛いと顔を歪める俺を嬉しそうに見下ろす翔ちゃん。
その姿を思い出すとお腹が痺れる。
あの表情をもう一度見たい。
冷酷で、いやらしい彼の顔。


ずきん。。。


結局、俺も噛まれたいみたいだ。

翔ちゃんになら、
何をされても許せる。
痛くたって、
愛されてると感じられるなら。。。

いや、そんな綺麗ごとは嘘。
彼に身体も痛みも支配されて快感を感じてしまってるんだ。

雅紀は俺のものだって
あの歯形が物語ってたから。。。

そうだ

もう一度、あの真っ赤な花を腿に咲かせてもらおう。

これが全て消えてしまう前に。
夏が来る前に。

湯煙で曇った鏡の中にある、無駄の無い自分の身体をもう一度確かめ
「翔ちゃん、今日も遅いのかな」
小さく呟き、肩の痣に手を伸ばした。
痣に自分の指で触れると、翔ちゃんの手の優しさが蘇った。

あ。。。
風呂に入ったばかりなのに。。。
コイツは。。。














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ジャンル : 小説・文学

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