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11月30日のライバル vs2




「ニノ。。今日は。。。どうしたんだよ」

汗をかいて、俺の隣でぜいぜい息をしてるリーダーが、途切れ途切れに尋ねた。

「別に。。。最近ヤッてないなって、溜まってただけ」
冷めた声で返事する。

「いきなりやって来て、ベッドに押し倒すなんて。。でも興奮したけど。ふふっ」
彼が身体をこちらに向けて微笑んだ。。

「たまにはこういうのも刺激的でしょ」
「知念くんといい、ニノといい。今日はみんなオカシイんじゃないのか?」
「知念くん?彼が何か言った?」
やっぱり彼も動いてきたか。

「電話があって、今度のあいつの食事会の念を押された」
今日のあの宣言は本気だ。

「そうなんだ。。。で、行くんだよね」
やった後だと、だるくて、彼が誰と食事をしようといいやと投げやりになる。
それにこんな俺たちを誰も邪魔は出来ない。

「うん、ルアーのお礼もしたいし。でもさ、プレゼントのリクエストを尋ねたけど、誕生日にちなんだものって言うだけでよくわかんないんだよね」

誕生日にちなんだもの?
俺の記憶の片隅に残ってる、知念くんの記事が目の前に浮かんだ。
ずいぶん前のものだから、リーダーは見てないか、忘れてるだろうけど、
俺は挑戦されてると感じて、よく覚えてる。

なんだと思う?と俺を伺うように見てるリーダーに
「なんでもいいんじゃないですか?」
俺は気の無い返事をして、彼のごつごつした胸に手を置いた。
柔らかくもないし、骨張って固いし、全然気持ち良くない。

でも、ここが一番安心する場所。
あいつには触らせない。







「なんにしようかなー」
リーダーが俺の身体を引き寄せ、髪を撫でながら考えてる。
彼の指が俺の髪を滑るだけで、愛されてる自分の幸せを感じると
優しい言葉が溢れ出て来た。
「リーダーにもらえたらなんでもうれしいでしょ」

「そうだな、プレゼントだもんな」
「大野智から。。。ですから」
大げさに言うと、リーダーは照れた顔をしたけれど、うんと頷いた。

「今回はすんなり許してくれるんだな」リーダーが疑わしそうに言う。

「当たり前です、俺はリーダーを信頼してるし。。。俺以上の男は、リーダーには見つからないから」
『リーダーは俺しか扱えないし』という言葉は飲み込んだ。

この人は知念くんの手には負えないよ。
やっぱり俺じゃなきゃね。
にやける頬、口元から笑いが溢れて我慢が出来そうにない。


それを隠すように身体を下にずらした。

「ん。。。」
リーダーの熱い吐息が部屋に流れて
俺はもっとその声が聞きたくて。。。。

ゆっくり。。。顔を動かした。

「ぁあ。。」


知念くん。。。諦めてね。


これ。。。は。。。あげない。



リーダーの息が激しくなって
「に。。。の。。。。」


俺の名前を呼び、俺の頭を自分に押し付けた。
彼は俺を強引に征服した。
そして俺も彼を独占する。


「。。。ぁっ。。。。。。」


俺はリーダーの声と共に迸る熱い血を全て受け止め。。。。



ごくりと体内に吸収した。


『大野智』は誰にも渡しません。




翌朝、
窓から入る眩しい光を浴びたリーダーが、
俺の入れたコーヒーをふーふーと冷ましながら
「何を買うかな」とまだ考え込んでる。

「ルアーくれたんだから、釣り竿はどうですか?」
もうヤツの事は忘れろよと、正しい解答を彼に教えてやった。

「あ。。。そうだな、釣りでも教えてやるか?」

「喜びますよ」
俺は自分のカップを持って、リーダーの前に腰掛ける。

「ニノはヤキモチ妬くかと思ったけど。。。」
とちらっと俺を見た。

「俺は釣りの相手は出来ないから。。」
俺はわざと残念そうな顔を作って返事をした。
リーダーも「そうだな」とまたコーヒーを冷ましてる。









湯気がほとんど出て無いのに
口を尖らせてコーヒーカップと格闘してる彼。
俺は思わず「かわいい」と呟いた。

知念くん
君が本当に欲しいものは、リーダーからはもらえないよ。
でも、釣り竿ならあげるし、釣りの先生としてなら時々貸してあげるから。

「ふふっ」
口元を手で隠して思わず笑ってしまう。
俺のこの笑顔の『本当の訳』を知らないリーダーが微笑み返してくれた。


言葉にしなくても『愛してる』と語ってる、リーダーのあたたかな瞳と
勝利者だけが浴びることの出来る、輝く朝の光を全身に感じて


口角を上げた。






知念くん。
やっぱり俺の勝ち。




ごめんね。






*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

11月30日、僕の誕生日、
リーダーが無理をして、誕生日の当日に祝ってくれた。
うれしくて、うれしくて。
憧れの人と二人きりで、頭がぼうっとしながらの食事。
何を食べたのか、何を話したのかも覚えてない。

デザートのケーキも食べ終わった後、
リーダーに釣り竿をもらい、釣りも教えてくれると約束してくれた。
嬉しいけれど。。。やっぱり通じてないよね。

僕の誕生日にちなんだリクエスト。
自分から言えないし。。。
リーダーはやっぱり僕からは遠い存在だ。


すると、テーブルの上の携帯の画面が付いた。
今日はお祝いメッセがたくさん届くから、一日中鳴りっぱなし。

「あ、二宮くんからメッセージ」

俺はリーダーの目の前で携帯を開いた。

『知念くん
お誕生日おめでとう。
リーダーにその釣り竿で、釣りを教えてもらってね。
いい竿の日は、俺がリーダーと祝いますので。二宮和也』

やっぱり二宮くんにはバレてた。。。
今日がこんな意味深な日だってこと。。。
だから
わざとプレゼントを二宮くんから渡してもらって
僕の存在を二人に示そうとしたけれど、この二人の仲は僕には壊せないんだよね。


「ニノがなんて?」
ほとんど空になったグラスを片手にリーダーが覗き込む。

「いえ。。。」
「お祝いのメッセージだろ?」

「はい。。。でも。。。」
「なに?」

「今夜は早く帰ってあげてください。。。」






二宮くん。
子供はもう寝ます。
11月30日。

大人の夜は長い。。。んでしょうね。












☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*









自分の好きな記念日を作るとしたら。
11月30日
僕の誕生日+いい竿の日

いい竿を大野くんにプレゼントしてもらう日なんて。(笑)
大野くんは釣りが好きだから
毎年この日に大野くんからいい竿をいただけるっていう
夢の記念日です。。。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

まじでこんなこと言うのか。。。

Tく~~~ん、大丈夫かぁ。。。。

と思ったけれど。。。


普通の人が読めば
きっとかわいいお強請りなんだろうなあ。。。

しかし。。
私が見ると、エロにしか見えない。

なぜ?


(あんたが腐ってるからです)
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