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11月30日のライバル vs1

昔の大宮と知念くんの雑誌の記事を見ました。

ニノは、恋人の余裕の挑発
知念くんは、若さで奪いたい

リーダーは、間に挟まれて、、、、楽しんでる

どこにでもある三角関係の光景?

それが面白くて。
最後の極めつけが。。。

おっと、ネタばらしはしません。

明日まで続きます
最後までお楽しみください。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



「すみません。これ、大野くんに渡してもらえますか?」

ジャニーズ後輩の知念くんが楽屋に来て言った。
彼のTV撮影の日が俺の番組と同じで、最近よく顔を合わせるから頼みに来たようだ。
胸の奥が嫌な音を立てたけれど、そんなことを顔に出す訳にも行かず。

「俺には?」
ふざけて返す。
「二宮くんには、また今度。すみません、大野さんの誕生日の前に渡したかったのに渡せないから二宮くん、お願いします」
「直接。。。」
と言ってから、それもやだなと言葉を引っ込める。
ここは俺が預かった方が心安い。

アイドルではない、物知った大人の笑顔を作り
「わかったよ、渡しとく」
目を細める。

「ありがとうございます」
彼は周りにきらきらしたフィルターを付けた笑顔で微笑んで
頭を下げてから、ちらっと俺を伺うように見上げた。
そして、何か言いたげに目を細めた。
「ん?」
「いえ、よろしくお願いします」
慌てて言うとちょんと頭を下げて出て行った。
彼が手渡したかわいい青色の軽い紙袋の中には、小さな包みが入ってるのがちらっと見え、受け取った袋をテーブルに置く。
困った俺の顔に、マネージャーが気を利かせて
「明日が5人の収録ですから、明日渡せますよ」とスケジュールを見ながら言った。
そんなこと知ってる、大野さんのスケジュールは自分のものより把握してる。

こんなプレゼント、長く預かっておくのも気が重いから早く渡してしまいたい。
机の上のその袋を指で押して遠ざけた。

でも。。。さっきの表情
知念くん。。。
まさか。。。わざと俺に?





次の日

「大野さん、あなたのファンから誕生日プレゼント預かりましたよ」
強引に袋を押し付けると、いつもの席、リーダーの隣の椅子に腰掛けた。
「ファン?誰?」
「知念くん」

「あー、何だろう」
彼は俺の目の前で紙袋の中に手を突っ込むと、小さな包みを取り出し包装紙をバリバリと破った。
その開け方に全く愛情がなくてちょっと安心する俺。

「ルアー?」
小さな光るルアーが箱に入ってた。

「おーこれプレミア付いてるヤツ~」
彼が嬉しそうにそれを眺めてる。
俺は乱暴に千切られた包装紙を手にして捨てようとすると、はらっと手書きのメモが落ちた
「これ、手紙かな」
拾って、無造作にリーダーに手渡す。
リーダーはルアーをくるくるひっくり返しながら、気の無い風にそれを受け取ると
さらっと目を通し
「食事かー」
そのメモを俺に見えるようにした

『たんじょうびおめでとうございます。プレゼントはルアーにしました。いつか、食事に連れてってください』

好き好きと聞こえるような愛情たっぷりの文字で書かれてる。
こんなラブレターを俺に見せるこいつは、無神経すぎて
喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか

ほっとため息をついた俺の顔を、かわいい目が覗き込んだ。

「ヤキモチ?」
「ちげーよ、彼はリーダーの事ほんとに好きなんだろうなと思って」

「だね、こんなに好かれてんだよなー」
と言いながら、ちらっと俺を横目で見てる。
リーダーは俺にヤキモチ妬かせようとしてるみたいだ。

「後輩に鼻の下を伸ばしてる先輩なんか誰も見たくないです」
それを無視して、包装紙を小さく丸めてゴミ箱に投げた。
綺麗にシュートが決まり、よしっとガッツをする。

「ひでーな、憧れてくれてるかわいい後輩だぞ。来週は知念の誕生日だから、また予定が合う日にどっかに連れてってやるか」
俺を刺激しようとしてる嫌味な笑顔で言う。その言葉にかちんと来た。

知念だって、俺にプレゼントを渡させるなんて、やっぱり挑戦?

「どうぞ、勝手に」

その収録の後から、俺もリーダーも忙しくて顔を会わせる事はなかった。
リーダーの誕生日も互いにロケで、お祝いのメッセージを送るだけ。
長く付き合ってれば、そんなことも諦めが付くし、
無理が言えないってわかってる。

「誕生日おめでとう。いい一年になるといいね」

そんな簡単なメッセージ。
でも、送信した後、これじゃ俺も知念くんも、リーダーと同じ距離じゃんと焦る。
ただ今週は仕方がないんだ。
それに俺たちの関係はそんな細い繋がりじゃない。


次の週、テレビ局。

「おはようございます」
ノックの後、弾む知念くんの声が楽屋に響いた。
「おはよう」
「プレゼント渡してくれてありがとうございました。おかげで、僕の誕生日祝いに食事に連れてってくれるって言われました。二宮くんのおかげです」

まだ子供のような頬を紅潮させて言われると、こっちもなんと返事をすればいいのやら
「よかったな」
抑揚も無く言って、携帯に目を落とした。
俺はあれから逢ってない。。。

でも、この間のリーダーといい、彼といい。
俺はこの二人の間に存在してない気がして

「あのさ、大野智のどこがいいのか聞かせてくれない?」
携帯のゲームを切りながら、立ったままの彼に尋ねた。

「え。。。あ。。。はい」

「うちの大野智。あんなぼーっとした人のどこがいいの?」
暗くなった画面から視線を動かし、上目遣いに訊いてみる、
『大野智』と呼んだことが、俺の優越感を煽る。

彼は目をうるうると潤ませ、頭の中にリーダーの姿を浮かべてるのか、視線を遠くに動かした。
「才能があって、かっこ良くて、何でも出来て、それに。。。」
どんどん出て来る。。けど全部。。。
ありきたりな答え。

「それは全部、ファンでも知ってるよ。君がここまで追っかける彼の魅力は?」

意地悪く尋ねてみた。
彼にはリーダーの何が見えてるのか。
彼はリーダーの何を求めてるのか。

「それは二宮くんがよく知ってるはずです、だって一番近くにいるんですから」

いつも星が浮かんでそうな彼の瞳に、ちらっと黒い影が浮かんで消えたのが見えた。
彼もこんな悪い顔をするんだと、見た事もない彼の表情をじっと見つめてしまう。
すると
「僕は大野くんの、どんな所も尊敬して好きです。この気持ちは誰にも負けません」
力強く言われた。
驚いて彼のまっすぐな瞳を見つめ返す。

この若さが俺には眩しい。
でも、智のことは、俺だって誰にも負けないと思うと、
若い頃のあの情熱が蘇って来た。
俺は大人の余裕を見せつけるように、胸を張って、大きく息を吸ってから
「俺はずっと智のことを見てるし、君には負けないから」
静かに、穏やかな声を出した。

「ニノさんが僕の一番のライバルですね。先輩でも、勝負は勝負ですから」

そう言うと、深々と頭を下げ
「失礼なこと言ってすみません、でもこれだけは譲れません」
一気に言うと、俺の顔を見ないように振り返り、走って楽屋を出て行った。




知念くん。
あんな喧嘩をふっかけるようなことをしたけれど
俺達の間に、君が入る隙間はないんだよね。
君が入所するずっと前から、俺は智に惚れてて。。。
そして、
智も俺に惚れてしまってるから。



「はぁっ。はぁっ」
「ん。。。ん。。。」

彼の高い鼻が、ドアを開け放した廊下の光に浮かび上がり、垂れた目に影を作る。
彼の視線は焦点が合ってないけれど、俺だけを見てる。

きりりとした眉を寄せ、眉間に皺を作って
彼の険しい表情は、俺の肌をぞわぞわと粗くする。

いつもは静かな彼が、唯一激しく暴れて、乱暴な男になるとき。
普段は何も要求しないくせに。。。。

このときだけ。。。俺に強要する。

光と影が交互に揺れる彼の美しい顔を下からじっと見つめてると
「何考えてんだよ。俺はここだよ」

力強く下から突き上げられた。
俺の腰が軽く浮く。

「。。ん。。さとし。。。。」

俺の口から甘い声が溢れてしまうと、
彼は冷酷な顔をして、俺を蔑むように見下ろす。

服を着ていない彼は、俺にとても意地悪なんだ。
でも、
こんなリーダーが好き。









こんな場所でっ?と言われるかもしれませんが、ここから明日の睦言に

続くんです。
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テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

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