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パズドラワールドの征服 2nd STAGE




黄色い光がこの基地の心臓部の部屋に駆け込んで来た。
それを追う、もう一つの黄色い光。

ニノは、その部屋に入ると「うわぁ」と驚きの上げた。
大きなコンピューターが中央に備え付けられた巨大なコントロールルーム。
ニノは偽ニノの背中を見つけると
「何をしてる」
コンピューターキーボードをものすごい早さで叩いてるその後ろ姿に叫んだ。

「。。。」
偽ニノがゆっくり立ち上がって、にやりと笑った。

「何をした」
ニノが震える声で、コンピューターを指差した。
「余裕を持って。。。3分にした」

「どういうことだっ」
真っ赤になって怒鳴るニノ。
「ここを爆破するまで3分」


「お。。。お前ー」
「爆破解除するのは俺しか出来ないからね。俺が残ればメンバーは助かるんだよ」
偽ニノがくくくっと手の甲を口に当てて笑う。


「くそっ。どうやったら、解除出来るんだよ」
ニノが一歩前に出て睨みつける。
「そんなこと簡単に教えるお前じゃないだろ。ふふっ。バカだなぁ」

「くそっ。吐き出させてやる」
ニノは偽ニノに体当たりした。

黄色い光が何度も火花を散らす。

もうどっちが本物なのか偽物なのかわからない。

「解除方法を教えろ」
今、上から押さえ付けてるニノが腹の底から声を出す。
「ふふ、お前の大事なものがパスワードってことだけ教えてやるよっ」
下のニノは両手両足で上のニノを投げ飛ばす。
尻餅をついて床に転がるニノは、手足を使って跳ね上がり
また偽ニノに襲いかかる。
その後も
力で押し合ったり、ぶつかり合ったり。

「教えろ」
「もう一つだけヒントをやるよ。お前の存在理由だな」

「はっきり言え」
「バカじゃないの?言えるわけないだろ」

秘密の暗号を探りながら戦う二人。
焦る本物のニノに、余裕の偽ニノ。

本物のニノは汗だくで、声も出ないほど呼吸も乱れてる。
偽ニノは疲れることなどないから、長期戦になると有利なのだろう。
余裕の表情でニノの攻撃を交わす。


ドン
ドアが開き
翔と雅紀が潤を支え、リーダーが足を引きずりながらこの部屋に入って来た。

「ニノっ」

「パスワードを言え」
「言えるか」
ニノ二人の声が響いてる。

翔が画面に大きく表示された時間を見て
「え?爆発まであと2分?」と大きな声で叫んだ。
「爆発?」
「なに?ここが全部爆発?」
それぞれに驚きの声を出す。


4人の声で、戦ってるニノ2人の集中力が乱れた。
隙が出来たのを見ると、もう一人のニノが突撃して、
二人一塊になり後ろの大きなスクリーンに飛び込んだ。
黄色に光る2つの武器は4人の足元に持ち主を無くして転がる。

細かいガラスをまき散らしながら、粉々に吹き飛んだスクリーン。

すぐに火花と、炎と煙が上がって、小さな爆発も数回聞こえた。
「にのっ」
4人がニノの飛び込んだ先に近づくと
また大きな爆発音がして、真っ黒な煙の塊がその中から部屋に広がった。
「うわっ」とみんなが顔を背けてから、
薄れた煙が流れて行くのを確認し、前を見た瞬間
ニノがその瓦礫の中からゆらりと現れた。
身体が煤だらけになっていて、爆発の激しさを物語る。
「ニノ?」
4人が駆け寄る。

「うん。あいつは消えたよ」

彼は煤だらけの顔でにっこり笑う。

翔が
「早く逃げよう、後1分で爆発だ」

カウントダウンしてる別の時計を見て大きな声を上げた。

すると、ニノがコンピューターに向かって走りながら
「今から逃げても間に合わない。でも任せとけ」
キーボードの前の椅子に座った。


そして手慣れた手つきでかちゃかちゃっとキーボードをタイプしている。

「できたぁ」

カウントダウンしていた数字が止まり、鈍い音と共にスクリーンが真っ暗になると
『起爆装置解除』の文字が大きく画面に出てから、細かい文字が流れる。
ニノが画面の文字を読んでから
「とりあえずの爆発は免れたよ」
みんなを安心させた。

息を止めて様子を伺っていた後ろの4人が
「よかったー」大きな声を上げた。

「おっと」
雅紀は腰が抜けそうになってる翔の身体を支えた。
潤と智は肩を叩いて喜び合ってる。
ニノは満足げにみんなを見て微笑む。

「助かったな。これもニノのおかげだな」
翔が身体をまっすぐに戻しながら煤だらけのニノに
「な、さっきの暗号はなんだったんだ?」
と尋ねた。

「簡単なものだったよ」
ニノは得意げな顔で胸を張って、にやりと笑う。

「なんだよ。教えろよ」雅紀がニノを突く、
すると、ニノは

「ARASHIだよ」

「はぁっ?」
みんなの声がハモり、信じられないとニノを見つめる。

「誰でもわかるよな」

ニノがあははと笑って、さっき偽ニノと自分が壊したスクリーンの残骸に目をやった。

潤が「答えを偽ニノから訊いたのか?」と尋ねた。
するとニノは「いや、始めのヒントですぐにわかったよ」
当たり前のことのように言った。

翔も、雅紀も「ARASHIってなあ」呆れて顔を見合わせた。

「じゃ、早くここを出ましょう」ニノがみんなに声を掛けた。

するとリーダーが「ニノ?」爆発で汚れたニノの肩に手を置いた。

「何ですか?」にっこり笑うニノ。
二人の瞳が交差し、ほんの一瞬リーダーの瞳が揺らいだように見えた。

すると、リーダーは、何も言わずに
自分の槍に両手を当て、
青い光を弧のように描いて目の前のニノに振り下ろした。

驚いた顔を残し、ニノは黄色い煙と共に消えた。


3人はただ目を丸くしてリーダーを見つめてる。


驚いて何も言えない3人に
「笑顔がね。。俺の知ってるニノじゃなかったから。。。」
と言い訳して、頭を掻いた。
「でも、そんなことで。。。」翔がさっきニノが立ってた場所を見つめる

「それに。。。俺に早く帰ろうって言わないから」
そう笑うと照れを隠すように真面目な顔を張りつけ
「本物のニノがどっかにいる」
さっきの瓦礫の中に飛び込んで行った。

ワイヤーが絡み、ガラスが散らばる中に黒い塊が転がってる。
「ニノっ。大丈夫か?」
リーダーが倒れてたニノを抱き起こす。

瞼をゆっくり開けたニノが目を細め、
リーダーの腕の中だとわかると安心して微笑んだ。
そして、はっと息を飲んで
「あ、リーダー、早く逃げよう。時間がない」と立ち上がろうとしたけれど、
リーダーはニノの肩をそっと掴んで、もう一度自分の腕の中に押し戻した。
「いや、偽ニノが、本物のフリして爆破の解除してくれた」
「なんで?」と言いながらも、ニノはほうっと力を抜いて
「どうせ、ARASHIとかとんでもなく簡単な暗号だったんだろ」
と鼻で笑った。
「なんで?」今度はリーダーが驚いてる。
そのリーダーの顔を見て「で、倒してくれたんだよね。ありがとう」微笑んだ。

煤で汚れてる頬がニノをいつもよりかわいく見せる。
彼の頭脳の鋭さに驚いてるのか、ニノの笑みに戸惑ってるのか、
リーダーがそこで凍ったように動きを止めてしまってる。

残りの3人が後ろで大笑いをした。

ニノは手を伸ばし、リーダーの鼻に付いてる煤を親指で拭い取ると、
リーダーははくすぐったそうに、肩を捩って笑ってる。

そしてニノは
「早く帰ろう?」と優しい笑顔を見せた。

リーダーは頬を赤くして「うん、帰ろう」返事をしてから、
ニノの唇に指を当てた。
きっと後ろの3人には、汚れを落としているように見えただろうけれど、
ニノの唇は赤く艶やかに輝いていて、煤など付いていなかった。


『ぴーん』
突然、基地の内部の電気が全て点灯し、皆が手で目を覆う程部屋の中が明るくなった。

目が光に慣れると「なんだ?」状況を把握しようと周囲を見回す5人。
そして、目の前のスクリーンに、

『REAL ARASHI 5/CLEAR』
の文字が出て来た。


「これで帰れる。。」
誰かが安心した声を出した。


すると、画面の文字が変わり


『TO THE FINAL GAME』
言葉が現れ、矢印が一つのドアを差していた。


「ええっ」
5人が大きな声を上げる。



「またぁ?」
ニノとリーダーの声が一つになって聞こえた。


「ゲームはこれからだ。。。こういうことか」

翔がため息をつきながら言った。

「もーやだよー」
雅紀の声。

「でも、次に行かないといつまでたってもここから出られない」
潤が覚悟を決めたように言い聞かせた。

「最後のゲームだ。みんながんばろう」
ニノがリーダーの腕の中から立ち上がり、リーダーもニノの隣に並ぶ。



矢印が差してるドア。
その前に5人が並びそのドアをじっと見つめてる。

誰かが「行こう」と言うのを待っているのか、覚悟を決めているのか。
誰も動かない。

すると、
リーダーが一歩前に出て、「次はどんなだろう」と呟いた。
翔が「一人で開けちゃダメだよ、怪物でもいたらどうすんの」ビビった声で言う。

「大丈夫だって、見るだけ」
リーダーはドアを少し開け、片目だけで覗き込もうとした。
それを見守る後ろの4人。
ニノも一歩出て、リーダー背中に手を当てて、中を覗こうとすると


聞き慣れた曲が流れてきて、
中を覗いたニノが吹き出す。

3人は驚いた顔で「なに?」とドアに駆け寄り、あははと笑い出した。


「やっぱり最後はパズドラかよ」

ニノが勢い良くドアを開けると
そこは。。。。


色とりどりの卵がごろごろした世界が広がっていて
かわいいモンスターが飛び跳ねてる。

「楽しそうだな、リーダー行くよ」
ニノがリーダーの手を繋いで、張り切って中に入って行った。
潤も
「ニノには負けない」と言いながら後を追う。

「翔ちゃん行くよ」
雅紀が「ゲームなんかわかんない」と戸惑ってる顔の翔の腕を取って引っ張る。
「教えてやるから、大丈夫だって」
翔を引きずるようにして、原色の世界に入り込んで行った。


5人の楽しそうな笑い声がドアの向こうで広がっていた。










☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*






嵐なら5人で力を合わせて、
どんな敵も倒してくれます。



BE MORE ORIGINAL

もっと自由に
自分の力を信じて行け。




そんな意味が含まれてるはず。



そして、

彼らの5X20に向けて

ゲームは始まったばかり。。。。
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テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

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非公開コメント

No title

闘うARASHI、カッコよかったです!
スピード感があって、どうなるの?どうなるの?って
引き込まれました。
でも最後は、彼ららしいカラフルなわちゃわちゃが
想像できて、なんだかホッとしました♪

素敵なお話を読ませていただき、ありがとうございました♪

Re: No title

わー土方さんからコメだ〜やった♡
甘くもないお話だから、
出すのも躊躇いましたが、
土方さんに読んでもらえたなら、出してよかった。笑
初めての書き方で、難しかったです。
でも、悩んで書くのが楽しかった〜
コメありがとうございました。
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