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月の色

ニノはこんなにロマンチックじゃないかも知れないね。


でも


ちょっと希望を込めて。






☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




「なんだったっけ」




瞳2




目の前で柔らかく閉じてる瞼に隠されてる色。

高い鼻に繋がり、柔らかな弧を描く瞼は、
手で触れると傷がつきそうな気がして。

唇で触れれば。。。


やめとこ。

寝かせてやろう。



でも、なんだったっけー





白くて
青くて
透明だけど透明じゃなくて
濁ってるけど綺麗で



曇ってるけど明るい空
何年も掛けて何層にも積もった雪
靄の中の青い花


じーちゃんちにあった、曇りガラスの向こうの青い空。


すごくキレイで好きだったもの。



あの色を思い出すと頭の中のどこかが蠢く。
自分が閉じ込めてる何かが動き始める気がして、瞼を強く閉じた。

真っ暗な世界に自分を閉じ込める。


「ニノ?なにしてんの?」


瞳3




目を開けた瞬間、力を入れてた身体がほっと柔らかくなった。
こんな笑顔で見つめられたら、集中出来ないよ。

「んーちょっとね。考え事」



「怖い顔してるから」


。。。見られてたんだ。
「俺の顔はこんな顔なの。怖いってなんだよ」



ふざけて言って、彼の肩を掴み身体をぐいっと寄せてから、
片方の腕を腰の辺りから背中に回した。
ふふっと大人の色で笑うリーダー。。。




「もう少しよく見せて?」


鼻が触れる場所まで顔を近づけ、彼の目を見つめた。


「なに?」

「リーダーの白目の色がね、青くて。。。」

俺が観察しようとすると、
垂れた目を大きく開けてくれてたのに、
ふわっと俺の視界からぼやけ


『ちゅっ』

次の瞬間、彼の唇が触れたのを感じた。


「もーこっちは真剣に見てんの」
と尖らせた俺の唇に、

また

『ちゅっ』

俺が顔を引いて唇を離すと、彼は拗ねた顔をして

「ニノが顔を近づけるから悪いんだぞ。番組でも我慢するの大変だったんだからな」
力強い腕を俺の背中に回した。

「アナタさぁ、カメラの前なのに今にもキスしそうだったよね」

俺はそう言いながら、居場所のなくなった足を彼のふとももの間に滑り込ませる。

二人の身体が一つに絡み、外れなくなる。


今夜はもういいや。。
そのうち思い出すだろ。。。
さっき考えてた事を頭の隅に押しやって、

また、熱い場所を重ねた。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




温かい腕が背中から伸び、俺に巻き付いた状態で目が覚める。
二人共あのまま寝ちゃったんだな。

何も付けてない気怠い身体に、温かい腕が心地よくて
昨日の夜の彼の力強さを思い出すと、朝のジブンが疼いて居場所を知らせた。


このまま起きたくない。。。

でも、そろそろ起きないとなあ。。。



目をゆっくり開けると
カーテンを閉めてない窓の外に朝日で影が薄くなった月が見えた。

月ももう消えちゃうのか。
儚くて
青くて、白くて。。。

あ。。。

ひらめいた俺はリーダーの腕が離れないように、
そっと枕元に手を伸ばし、スマホを手にすると検索した。


『月光』 『石』と入力して。。。



『ムーンストーン』

6月の誕生石

月の光を閉じ込めて、月と同じく満ち欠けしてると言われた石
月の狂気を抑えると言われた石。



この色だったんだ。

吸い込まれそうな色の石の写真が携帯に並んでる。



俺を守ってくれてる石の色。


6月生まれの俺を癒す石
俺のどこかにある破壊的な欲望を抑えてくれる石



喉に引っかかったみたいな気持ち悪さが
窓から差し込む白々とした朝の光と一緒にすっきりと消えた。


遠い昔、どこかで見たこの宝石の色を思い出させてくれたリーダーの目。

自分の誕生石だったなんてな。


ロマンチックじゃん。



そんなこと言ったって、リーダーにはわかってもらえないし
こんな乙女なこと考えてるなんて、恥ずかしくて誰にも言わないけど。

俺はリーダーと一緒にいればいいってことだよね。




俺を守護してくれる宝石で

冷酷と情熱を閉じ込めてるこの身体の中の、狂気じみた俺を封じ込めてくれる石。

その石を備え持ってる男なんだもん。

彼を好きになって当たり前。




そう自分で勝手に理論づけて。。。
一人、口元だけで笑う。

俺ってやっぱりちょっと変わってる。
で、
結構かわいいとこもあるじゃん。




俺を抱きしめてる彼の腕をゆっくり撫で、
ぴくっと動いた彼の指に自分の指を重ねた。



「リーダー、もう起きるよ」

「ふーー」


夢の世界から戻って来たリーダーの大きな吐息が俺の耳元を擦った。

「ふわー。おはよう」

「おはよ」

そう言って振り向くと、


昨夜は月の魔力を讃えて輝いてた瞳が
柔らかい光に変わって俺を見つめてた。




白くて。。。
青くて。。。


淀んだもののない目。





「キレイ。。。」

「ん?なに?。。。」

「なんでもないよ」







瞳1

















白い霧のような靄のかかった中に、青い光を放つ石。

月長石は月に恋をしてると言われてる。




「青い。。。」

リーダーの目を見つめて
そう呟いたニノは、何を思ってたのでしょうか。


再び

ヴォーグ社
岩田裕子さんの
冷たいジュエリの本を出して来て読みました。


ちなみにね。
11月のおおちゃんの誕生石はトパーズ♡
黄色の「太陽の神」と崇められた石です。


大宮だよ~~~~


結婚指環は、青い月長石(ムーンストーン)と黄玉(トパーズ)でどうぞ♡

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