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まさきがたり

今日は、
俺の大好きな人のことを話します。


俺の好きな人は、
出会った人、誰もが好きになってしまいます。

背が高くて、手足が長くて何を着せても似合う人
ちなみに、ピンクの70年代アイドルが着てたような服でも似合ってしまう。

大きな黒目がちの瞳はいつもうるうるしてて
きらきら輝いてる。

高い鼻が陰を作って、妖しい表情になったり
ぽってりした唇にみんなの視線が釘付けになって、触れたくなってしまう。








汗だくになってる人。

踊りもいつも一人で練習してる。
どっちかというと、俺の方が間違うことが多いんだけどさ。

彼はなんでも一生懸命だけど、それをあんまり感じさせない。
どこかに『遊びや余白』があるから、ゆったりしてるんだ。
大人の男の余裕が溢れるようになってきたからかな。
だから、何をしてもかっこいいんだよ。


人見知りが酷いけど、でも、だから誰よりも人当たりがいい。
人に近寄らないし、
自分が傷つかないように
透明で柔らかな膜で守ってるからね。
残念ながら、みんなは彼のその膜にしか触れられない。


でも、俺だけが知ってる
その膜の下にある情熱的で、男らしい芯の部分はとっても強くて、
そして優しい。



で、最近、隠しきれなくなってる男の色気。

俺以外に見せんなと言ったって
勝手に出ちゃうし、
本人は気がついてないからどうしようもないんだよな。。。







目尻にしわを寄せ、くちゃくちゃな顔で笑ったり、
子供の頃のように、ぎゃははと大きな口で笑ったり
片頬でにやっと笑ったり
にっこり微笑んだり

彼の笑顔はどれも魅力的で、
嘘の心を隠そうとする笑顔は、見たことがない。








料理だって上手だし
掃除だってちゃんとしてくれるし
コーヒーを入れて送り出してくれたり
全てに心がこもってて、あったかくて

最高の彼氏なんだよね。


彼に直して欲しいとこ?

うーん。

無理しないで欲しい。
俺に甘えて欲しい。
つらいこと、悲しいこと、脆いところも全部俺にはさらけ出して欲しい。
我慢しないで欲しい。

あ、それと
男前すぎて、かっこよすぎて、色気をみんなにまき散らしてるとこ?
心配させないで欲しい。。。

これは贅沢な悩みだよな。








今日は
彼のことを好きでいてくれる人と、
彼の素敵なところを共有したくて、書き連ねてみました。




恋人の自慢に聞こえたなら失礼。
自慢じゃなくて

彼のファンの人にお礼を言いたくて。

彼の原動力はファンの人の笑顔。
これからも応援してやってください。





えーと
夜の方は任せておけ。

俺がちゃんと。。。うん。。。。愛してやってるから。

心配しなくても大丈夫。
俺に。。。じゃなくて
彼に欲求不満という文字はありません。
寂しい思いもさせません。


彼に出会えた幸せ
彼とこんな近くにいられる幸せが、テレビを通じてみんなに伝わってればいいなあ。

それが、嵐の良さでもあると思うしさ。


これからも
俺たちは仲良くしてくから。

それを見て、感じて、そっちで幸せな気分になっててください。







では、
お誕生日が過ぎた人も、これからの人も
素敵な一年になりますように。

お誕生日おめでとう。









たくさんの9月生まれ、天秤座の相葉担の皆さんへ

                 一番の相葉担、櫻井翔より






*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

9月から、10月初旬まで、いーっぱいある
相葉担のお友達の誕生日を、
9月の真ん中でまとめさせていただきました。



量産型誕生日祝い。

許せ。




翔ちゃんと雅紀の素敵なところを語り合って
よい誕生日にしてください。
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きみがいても、いなくても 

懐かしい曲がラジオでかかっていました。


With Or Without You


U2



この歌詞を久しぶりに聴いて、翔ちゃんの顔が浮かびました。

本来の歌詞の意味とは違うかもしれないけれど
歌をご存知ない方も読めるお話です。



ということで、

潤くんの誕生日なのに
こんなものの公開です。






*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

クーラーの利いた乾いた冷たい部屋の中に
フラッシュのような青白い光が、数回射し込み。
空虚な部屋の中を、白く色あせてしまったように浮かび上がらせた。

どうせ眠れないからとカーテンを開け放っていた窓の向こうの空も
瞬きするように光る。

そして、また枕に頭を戻した頃
「ごろごろ」と遠くで音がする。
まるでドラマの効果音のような、あまり現実味のない音。

眠れない俺に付き合ってくれてるみたい。


今夜、雅紀はロケがあって遅くなるからと、自宅に帰って眠ってるはず。

今日のロケはうまく行ったのか。
明日の撮影の準備はできてるのか。
この間飲みたいって言ってた幻の酒を、どうやって買ってきてやろう。
そうだ、
あのシャンプーも切れてると言ってたけど、今夜はどうしたのかな。
明日ネットで注文しておいてやろう。

彼が側にいないと、彼のことを考えて。。。


眠れない。

一人のベッドはどうしてこうも冷たくて。。。痛いのか。



でも、ビルの向こうにある空が少し色を変え始めたころ。。。
俺はゆっくり目を閉じた。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


「ん。。。」
閉じていた真っ赤な唇を少し開いて、すーすーと軽い音を出し始めた彼。

寝顔がかわいいんだよ。

さっきまで、俺の腕の中で汗だくになってた体も
クーラーの風で冷たくなったようで
唇をぎゅっと結び
体をこちらに向けてから、足を少し曲げて、腕を組んだ。
大きな体を小さく丸める。

俺は足元にあるシーツを引っ張り上げて彼の体にそっとかけてやった。
すると、力が抜けて、またすーすーと唇から息を吐き出してる。

余程疲れてるんだよね。
この暑さの中、ロケが続いて疲れてる上に
なかなか会えなくて
久しぶりだったから、彼も俺も。。。。つい。。。。

彼はいつも
自分を無くしてもいいってほど
俺に全てを。。。。捧げてくれる。



肘をついて彼を見下ろしていたけれど、
シーツの中に潜り込むと、冷たくなった彼の肩に手を乗せた。
鍛えてる肩の筋肉が盛り上がってて、そっと力を入れると俺の手に程よく跳ね返る。

肩が少し暖かくなり、腕を下ろして二人の胸の間に置いた。
その向こうの彼の寝顔。

このままずっと見つめていたい。

でも、俺も眠らないと。。。

すると、彼がごそごそと動いて寝返りを打った。
うなじが目の前にあって、思わず腕を回して抱きしめる。
冷たい体を俺に寄せ、また安心したように眠りにつく彼。

俺に充満する彼の香り。
同じシャンプーなのに
彼の香りは甘く感じる。
そして、
俺を誘い惑わす。。。。

俺。。。今夜もまた、眠れないのかよ。。。


彼の香りなのか
自分の香りなのか

朝日が連れてきたの今日の香りなのか

すべての香りが、明るんだ空と混沌としたころ
俺はやっとまどろみに溶けた。







ふわっ

新聞を読みながら、手で隠して小さくあくびをした。
今日も眠い。

テレビ局に来る前に買ったオロナミンCをバッグから出し
プシュッと開けてから、一口飲み、新聞に目を戻してまた読み始める。

マネージャーがガタンと音を立てて立ち上がり、
集中を妨げられて、ちらっと視線を動かした。
またオロナミンCをぐいっと開けて、テーブルに置く。

ニノとリーダーが「ほら、怖いんだって」
こそこそと言ってるのが聞こえた。
顔をそっちに向けると
「ほらっ」
「こえー」

二人が声を揃えた。
「なんだよ」新聞を置いて二人に言うと、松潤が
「相葉さんがまだ来てないからって、わかりやすいよなあ」と笑った。
どういう意味だ?
「はぁ?新聞ぐらい読ませてくれよ」
次の新聞を手に取った。
「相葉さん、渋滞に巻き込まれただけだから、心配しなくてもすぐに来るよ」
ニノが言ってるけど、それを無視して一面に目を通し、一枚めくった。
知ってる。
朝、一度家に帰るって戻って行ったんだから
遅れてるだけだってわかってる。

で、俺が機嫌が悪い?
いつもと一緒じゃん。

でも、やっぱり雅紀の声がしないのは寂しい。
彼が平気でみんなの前で着替えたり、ふざけて抱きついてきたり。
隣に座っているのに、みんなにばれないようにラインで夜の約束をしたり。

早く来ねえかなあ。

新聞の記事が、頭を上滑りして
広告欄の週刊誌の見出しに目をやる。
『櫻井翔の父。昇進。華麗なる一族』

『どいつもこいつも。。。はぁ。。。』
ため息をつくと、ニノとリーダーがこっちを見てまたこそこそ話をしてた。

またぎろっと睨むと、はっとした二人が雑誌で顔を隠した。


がちゃっ
「おはよう」

「おはよう!」
誰よりも先に顔をあげ、ドアを見る。
そこには、いつもの笑顔で雅紀が立っていて、心拍が『ととん』と軽く打った。

リーダーがいつになく優しい声で
「おはよう。みんな。。待ってたよ」と言った。

「どうしてどうして?」
雅紀が机にカバンを置いて、椅子に座りながらみんなの顔を見る。

ニノが「相葉くんがいないと、風紀が乱れるから」と笑った。
俺はニノをちらっと睨み、
「なんでもないよ」と雅紀に声をかけた。
すると、彼は目尻にしわを寄せて微笑み
「それならよかった」

彼の笑顔は俺の固くなった筋肉を柔らかくほぐしてくれた。




みんなのメイクが終わり、スタジオの準備が出来るのを待つ間
俺たちはそれぞれのことをしてる。

集中して新聞を読んでけれど、雅紀の楽しそうな声が気になる。
なぜか笑い声が耳にざらつく。


「翔さん、ちょっと」
松潤がコンピューターを見ながら俺に声をかけた。

『これだよー。今週のはおもしれーんだって』
ニノも雅紀も今週のジャンプで盛り上がってる。
俺はそっちに視線を動かした。
子供みたいに騒いでる。
何がそんなに楽しいんだ?

俺は彼らの笑い声を無視して立ち上がって、松潤の方に移動し
「なに?」
彼の肩越しに声をかけた。

「ここさ、翔さん、すごい怖い顔してるよな」
すっぴんデジタリアンDVDのワンシーン。
こんなときも松潤はDVDを確認する仕事をしてる。

松潤のスクリーンには、ニノと楽しそうにしてる雅紀を怖い顔で睨んでる俺。

「だよなあ、こんなの入っちゃってるんだもんなあ」
俺はこのときのことを思い出しながら言った。
雅紀の楽しそうな顔を見てただけなのに、こんな顔を抜かれてた。

すると松潤は
「翔さんってさ、相葉くんがいてもいなくても怖い顔をするね」と笑った。

俺ははっと顔をあげて、残りの3人が大笑いしてる方を見た。
誰にも松潤の言葉は聞こえてない。

すると彼が声を落として
「いても気になる、いなくても気になる。。。だろ?」
大きな瞳を細めて、優しく微笑んだ。

わかってる。。。

俺は観念して
彼の大人の診断に頷いた。



否定できないよな。。。


すると彼は


「恋だね」と呟いた。


「。。。。だな」



俺は眉を下げ、困った顔で微笑んた。






I can't live with or without you.






君がいてもいなくても

心配して、嫉妬して、
心騒ぎ、不安で



心穏やかでないなら
いつも一緒にいて、
君の笑顔を見ながら。。。。。



不安と
嫉妬と

寝不足でありたい。



そんなの不可能だけど。
でも。。。

彼の笑顔がいつも側にあってほしい。





机の向こうでニノと雑誌を見て笑いあってる雅紀。
俺の視線を感じたのか、
ニノの頭越しに顔をあげると、にこっと微笑んでくれた。


俺は引きつってた顔を緩めた。

松潤が「どん」と力強く俺の背中を叩く。
「いてっ」
「あははっ」

その痛さに、男の友情を感じた。






I can't live with or without you.






どちらも苦しい運命ならば
もし
どちらかを選ばないといけないならば



I can't live without you.....











きみがいても、いなくても


苦しいのであれば、

眠れないのであれば

側にいてほしい。


そして、

君の

笑顔を
寝顔を

ずっと見つめていたい。。。。





with or without you.














*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




潤くんのお誕生日なのに
櫻葉です。


でも、潤くんがいてくれるから
彼らも幸せなんだよ。


これからもどうぞ二人を暖かく見守ってあげてください。



改めまして、

潤くんへ。




お誕生日おめでとうございます。




これからも

『みんなが謙虚すぎる嵐』の影のリーダーであって、
みんなのお尻を叩いて
まとめて引っ張っていってください。
でも、
時々、末っ子のわがままも見せてもいいからね。



今後とも、他の4人のこと、どうぞよろしくお願いします。
そして、
嵐のこと、よろしくお願いします。



嵐を愛しすぎるおばさんより。

テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

color of red




話ではなく、ただの翔ちゃんの独り言。



さらっと、お楽しみください。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


いつのころからか、
俺の色は赤となってしまってた。

赤の色のイメージ、
情熱、冒険。
やっぱり俺の色だよね。

他のメンバーが、赤?

考えられないし。







情熱の赤。

コンサートのとき、赤い色のものを身につけて、
俺だけを見てくれてる俺担当のファンの子たち。

俺の視線の行方を追って、
ファンサービスを、
お手振りをもらおうと
俺の名前を書いたうちわを振ってる、きらきらした瞳。
真っ赤な頬。


大好きな色。




ハワイのホテルで、
潮風に当たりたいとベランダに出た雅紀の後を追って見た夕焼け。

空に厚く層になってる雲は
もう夜の闇に染まっているのに、
海の上に残る最後の空は、
陳腐な言葉だけれど、燃えているように
正しく、
太陽の炎をそのままこの空に移したかのような赤だった。

ベランダの手すりを握りしめ、
太陽の欠片を受け、頬を赤く染めて、空を見つめる雅紀の横顔。
赤く輝く瞳を見つめていると
彼はそっと手を伸ばして、隣にあった俺の手を握った。

俺達は言葉もなく
紅蓮の炎が消え尽きていく空を見つめていた。

あの日の潮風の香り
力強い彼の指が絡むぬくもり、ハワイでの小さな思い出。

「時間だよ」
松潤の声がして、俺達は我に返ったんだ。

あの夕陽の赤は、この地球上で一番美しい赤。
大好きな色


ん。。
違うな。

地球上で一番大好きで、美しいと思う赤は
リンゴの赤だな。


red1



あの若かりし日、俺が賭けをしたリンゴ。

エデンの園の禁断の実

蛇がイブをそそのかして食べさせた、善悪と智慧の木の実。

俺は雅紀を好きになってしまったときに、その実を食べた。
つまり
もう、善悪も智慧も雅紀の為なら、捨てても。。。
いや、『禁断の恋を自覚して苦しんでもいい』と覚悟して彼を愛することを決めた。

でも、雅紀の気持ちは。。。

全くわかんなかった。

俺の事を「翔ちゃん」と慕ってくれるし、
彼が俺を見る視線がメンバーとは違う気がしていた。
『自意識過剰かも』と何度頭を抱えたことか。
そんな毎日に嫌気が指して

俺はその夜、
雅紀が俺の部屋に遊びに来るか、
そして
リンゴを食べるかどうか。

もし、彼が食べると言うなら、告白しようと賭けをした。

彼が受け入れてくれたなら。

俺達は「友達」「メンバー」という楽園から追放され
愛すれば愛するほど苦しくなる失楽園へ堕ちるけれど

雅紀がいたら、どんな場所でも幸せになれる自信があったから。。。

red3

決心した日


仕事が終わると、
野球帽を被って帰り支度を始めた彼を誘った。
「あ、ごめん、今日はニノと飲みに行くんだ。翔ちゃんも来る?」
その返事に、俺はがっくり肩を落とした。
「いや、今日は止めとく」

後で雅紀が言うには、あのときの俺の顔があまりにも酷くて
ニノと飲んでても気になってしまって、
飲み会の途中で嘘を付いて俺の部屋に来たんだそうだ。

ドアの向こうに、赤い野球帽を深々と被った雅紀が立ってたときの衝撃。

「俺がドアを開けたときの翔ちゃんの顔。それもまた酷かったよ」

その次の日の朝、
輝く光の中で、まだ眠そうな目をしてる彼の真っ赤な唇に
『おはよう』と口づけをしたら、
頬をぽっと染めてから、朝の熱い体を俺に絡みつけて話してくれた。
今となっては笑い話だけれど。



あの賭けをした夜。
二人分のコカコーラをコンビニで買って来てくれた雅紀に

「リンゴ、食う?」
俺は唐突に尋ねた。
「腹一杯だし」
当たり前の返事。

このとき、心の底からほっとした。
彼が受け入れてくれたときのことばかりを考えて、
もし断られたら。。。なんて考えてなかった。

告白して、断わられたら
こうして、気楽に誘って遊びに来てもらえなくなる。
誰の目も気にせず、ふざけて抱きつくこともできなくなる

だって、一度禁断の実を食べてしまったら、
忘れてくれと言ったって、そこには戻れない。



これでよかったんだ。。。。

テーブルに並べてあったリンゴをじっと眺めてる雅紀。

「このリンゴ、綺麗な色だね。まっかっか」

「持って帰れよ」

「うん。ありがとう」

「ほら」
手を伸ばし、テーブルの上のリンゴを取って、
隣に座る雅紀にぽんと投げると、赤い実が弧を描いて彼の大きな手に収まる。

持って帰るなら、禁断の実じゃない。
『齧ってないから』今日は告白しない。
でもその横で、
雅紀はリンゴを袖でごしごしと磨いて

「甘そうなんだよね、ちょっと味見。。。」


「かぷり」
しゃりしゃりと軽い音が部屋に響く。

「あ。。。」

「甘ーい、こんな甘いリンゴ、初めて食べたよ」
ごくりと飲み込んだ彼が、もう一口かぶりつこうと口を開けた。

「。。。なんで」
さーっと俺の頭から血が引いた。

「なに?」
きょとんとした彼の顔。俺は手を膝に置いて肩を落とし、雅紀は下から覗き込んできた。

食わねぇんじゃなかったのかよ。。。。



上も下もぽってり厚くて、いつもほんのり開いてる彼の唇が
今日は特別赤く見えて、
彼がまだ手にしてるリンゴと同じ色をしてた。


かじられた部分のリンゴの白さが俺に「負けたよ」と言ってるみたいで
動悸が激しくなって。。。

さっき引いた血が逆流し、今度は顔が熱くなるのを感じる。
雅紀は不安な顔をして
「翔ちゃん、リンゴ食べちゃダメだったの?」と尋ねた。

ごくり。
乾いた喉にツバを飲み込む
「ううん」
「じゃぁ、どうしたの」

「雅紀がリンゴを食べたら。。。」

「うん。。食べたら?」

「おまえに告白するって決めてたんだ」
覚悟を決めて男らしく吐き出してから

「雅紀が。。。好き。メンバーとしてじゃなくて、恋してた」
そう大きな声を出した。

「え。。っと、それって。。。」
大きな目をぱちっと瞬きした彼。

「付き合ってください」
頭を下げた。



「。。。冗談?じゃないよね」
この彼の言葉に、弱気になる。
『ここで冗談だと言えば戻れるよ』
卑怯な俺が囁く。
でも、ちゃんと伝える、そう決めたんだ。

「冗談でこんなこと言えるか」

顔を上げて彼の顔を見ると、今度は彼の頬が赤くなってた。
さらさらの髪が額を隠してると、幼く見える彼の顔が歪む。

俺が禁断の果実をかじった罪。
いや、彼に恋をしてしまった罪。
その罪に彼を巻き込んでしまったんだ。
酷い事をしてしまったのかもしれない。

消えてしまいたい。。。

もうあの無邪気な場所には戻れないと、見えない楽園を仰いだ。


「お願いします」
彼が急におかしなことを言った。

「なにを?」
なにをお願い?このまま消えろってこと?
俺は首を傾げた。

「へ?なにが、なにを?」
今度は雅紀が首を傾げてる。

「なに?」

「なにをって。。。俺、翔ちゃんに付き合ってって言われたんだよね」
彼は目を細めて、怖い顔をした。

「そう」もう訳がわかんない。


「あーもうっ。翔ちゃんは。。。だから、お願いします」


そう言って、雅紀の手が俺の肩を掴み
小指から順番に力を入れると、俺を引き寄せ
ぼうっと開いたままの唇に、彼の赤々と熟した唇が軽く触れた。

その後
彼は「俺もずっと好きだった」と耳元で囁く。
あのとき、耳を掠めた吐息は、今でも身体を熱くする。


そして、熱く二人の視線が絡んだ後の
禁断の味がする彼の唇は、
もう自分はどうなってもいいと思わせた。

狂うってこんなことなのかも。。。
なんて、冷静さは一瞬で消え

真っ赤な灼熱地獄に突き落とされ
燃え上がる妖艶な炎に巻き込まれて
己を失い
俺たちは、一つになった。

あの初めての夜の
艶やかに濡れた、熟した唇。
熱い声を上げてる朱色の口。
はぁはぁと呼吸する度に昂揚して、色濃く紅潮していく彼の頬。


そして、翌朝うっ血してた俺の肩。
彼の大きな指の痕、やっぱ男だものな。

彼の悦びの印。
楽園を追放された印。

あの日の赤は、二人の想いが混ざった濃い緋色。
俺の運命の色。


red2



いや。。。



でも、
今、ここにいる彼の目の色も。。。
捨てがたいんだよ。





雅紀にとって、この花粉の季節は大変だけど
俺には、かわいくて



「じょーちゃん、ぐしゅっ」

何も言わずに潤いティッシュを差し出してやる。

「あでがど」


「ぐしゅぐしゅ」


鼻も赤くて、
涙をうるうるさせてる目。

かわいそうだけど、薬が効いてくるまではなんにもしてやれない。

俺の愛の力を持ってしても
これだけは
どうしようもなんないんだよなあ。

そして薬を飲むと彼は俺の膝枕で眠る。

俺の側に居るとよく眠れるのだそうだ。



俺は彼のさらさらの髪をおでこから流すように撫でる。
艶やかな髪は、撫で付けたその先からまた彼の額に戻り
それをバネのおもちゃのように何度も何度も繰り返す。

俺の手の動きに、喉を鳴らしそうな顔で目を細めてうっとりしてる雅紀。
彼の美しい造りの顔を眺めてると
つい見惚れてしまって、手が止まってた。

俺の動きが止まったのを感じ、
彼は黒い瞳を潤ませて大きく開き、俺を見上げた。
でも、いつもは透き通るような白目の部分が赤い。

「もう目を掻いちゃダメだよ」
「うん。。。」
子供のように無邪気に頷く。
「明日には治ってますように」と小さく呟いて、
彼の瞼に唇を落とした。


花粉症の酷い時は、俺んちにやってくる彼。
だから、

彼の目が赤いのも俺には幸せな期間。

ちょっと変な赤だけど。


red4




ファンの人のうちわ。

夕焼け
リンゴ
血の色
昂揚してる彼の頬


充血した彼の目



そして、

薬のせいで、もう寝息を零す真っ赤な彼の唇の色





全部、俺の好きな色。




赤。





俺の色。









テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

dandelion

こんにちは

みなさん『青空の下、キミのとなり』聴いてますか~~

Dandelion。

ずっと気になってたの。
何を言おうとしてるのか。。。


でも、櫻葉狂の私に浮かんだのは、翔ちゃんの気持ちでした。


切ないよー

というわけで、dandelionの櫻葉解釈です。

お持ちの方は
歌を聴きながら、読んでください。
無い方は、どっかで探して聴いてみてね。


そっちの方がわかりやすいです。



どうぞ。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



どさっ

ベッドに倒れ込んで、一人うつむき眠る。
これが俺の毎日。


「今日もつかれた。。。」
普通の仕事だけでも疲れるのに、
雅紀が、別の人間とはしゃいでるのを見ると
うれしくて、楽しくなる反面。。。

なぜか疲れる。。。。

こんな関係もう15年以上続けて来たんだから
いい加減慣れろよと思うけれど。。。
無理。

かと言って、今更、俺達の関係は、何も変わる事は無い。
俺が動かなければ
どうなったって、これからもずっと一緒。

ただのメンバーの一人。

俺は、ただ1人で気持ちを押し殺して、
1人疲れて帰って眠るだけ。


気丈に見せたり、
無理して気の無い振りをして過ごしたい訳じゃない。
はっきり、「雅紀が好きだ」ってみんなに言いたいよ。

でも、そんなの今の俺に不可能。
俺だって常識ある大人だからそのぐらいはわかってる。

みんなの前で
かっこ良く、華麗に走っているように見せてるけれど
心の中はいつも雅紀と、理性の狭間でぼろぼろだ。

友達も結婚し始めて、それに追いつけりゃ、追いついて
これが普通の幸せなんだよって、器用に笑えればいいけれど
俺にそんなこと出来るわけない。

だって俺には。。。。雅紀がいて。。。




澄み渡る空も、輝く海も思い出せばそこには雅紀の笑顔
でも、俺の中のその笑顔はぼやけてしまってる。

きっと、雅紀のあの笑顔を目に浮かべてしまうと、
心が抑えられなくなるからだろうな。
自分の記憶が抑制しちゃってる。





映画にあるような、
アイドルの俺が普通に結婚して、ハッピーエンドになる人生に憧れても
そんなものあるわけもなく。。。

俺の大事なものはここにあるんだよ。

雅紀。。。


何にもまだ終わってないけど、何も始まってもない。
独りよがりの夢見てるだけ。

でも、この闇が明けるときが来るんだよ

俺達の、夜明けのその時まで。。。。

いつか
一緒に朝日を見れる日が来るよね。。。



ね、そうでしょ?


今こそ。。。








二人で食事をしてても、現実的な仕事の話ばかり、
だって、そうでもしないと
オカシナことを口走ってしまいそうだから、
無理に言葉を繋ぐから、
虚しく舞う、からっぽの会話ばかり。
食事に誘った理由だって、毎回言い訳を重ねてしまう。

こんなはずじゃないと、空になったグラスを何度眺めたって
今の関係が変わる事もなく
ただ、時間がだけが過ぎて結局「また明日」って別れるだけ。


苦しくて、悔しい日常をワインで飲み干して
現実をこの目で見ないといけないのもわかってるけれど

雅紀の照れたような視線を感じると、
もしかして。。。
と微かな希望を夢見てしまう。

何も変わらないものなんかないし、
人の気持ちは変えることも出来る。
告白することで、
雅紀の気持ちだって俺に動くかもしれない。


。。。なんて、言い聞かせてみる。



諦めはしないよ

ここから始まるかもしれない。

きっと、何かが始まるよね。


雅紀を好きなことは、
正義じゃないし、
世の中で受け入れてもらえないこともわかってる。
こんな愛情、
アイドルの俺に許されることじゃないけれど

そんなことを気にして、
雅紀への気持ちが見えなくなるなんて、絶対嫌だから。


真実は確かにここにある。

この胸の中にある。



映画にあるような、
アイドルの俺が普通に結婚して、ハッピーエンドになる人生に憧れても
そんなものあるわけもなく。。。

俺の大事なものはここにあるんだよ。

雅紀。。。


何にもまだ終わってないけど、何も始まってもない。
独りよがりの夢見てるだけ。

でも、この闇が明けるときが来るんだよ

俺達の、夜明けのその時まで。。。。



いつか
一緒に朝日を見れる日が来るよね。。。



きっと。。。


ね、そうでしょ?



今こそ。。。
勇気を出して。。。君に




今こそ、get up

立ち上がって。。。



夜明けを呼び寄せよう。
愛を伝えよう。





*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆









Everyday 一人うつむき眠る もうどうなったって一緒で
気丈ぶったり 無理をして 過ごしたいワケじゃない
Everyone 常識持ち合わせて 華麗に走ってんの
追いつけりゃ 追いついて 器用に笑いたいね

澄み渡る空 思い出そうとしても ボヤけてる笑顔

だから 映画にあるような 人生憧れても
大事なモノはそう ここに
何にも まだ終わってないから 独りよがりの夢でも
夜明けの その時まで
ね、そうでしよ? 今こそ

Every night キミとのディナーの話題も 現実的なんだ
分かってるよ 虚しく舞う 言い訳じみた言葉

空のグラスを 何度眺めても 時間だけが過ぎる


だから 苦くて悔しい 日常飲み干して
この目で確かめるしかない
変わらない モノなんてないから 諦めなくていいさ
ここから始まるでしよ?

正義をかざして 見えなくなる前に
真実はきっと 確かにあるんだ

だから 映画にあるような 人生憧れても
大事なモノはそう ここに
何にも まだ終わってないから 独りよがりの夢でも
夜明けの その時まで
ね、そうでしょ? 今こそ Get up…get up now!









*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


ほら、もう翔ちゃんの歌にしか聴こえないでしょ?


そんなあなたは、残念ながら。。。

櫻葉感染してます。


治療法はなく
進行するだけの恐ろしい現代の奇病


対処療法のみ。。。

お大事に。。。

(感染源が言うな)



聴く度に悶々としながら、この曲をお楽しみください。( ´艸`)

テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

bite mark


「ぁっ。あっ」

俺の顔の動きに合わせて、鼻から抜ける声が部屋に響く。
楽しくなってきた俺は、顔の動きはそのままで
身体を起こしながら、手で彼の足を少し動かした
彼は期待するかのように、膝を立てて開く。
柔らかな太ももの内側に手を置いて、浮き上がった筋肉を焦らすように撫でる。

太陽も当たらない、いつも隠されたその場所は
柔らかくて、きめ細かで、男の身体の中で一番滑らかな部位かも。
その先にある、俺を待つ場所への入り口でもあるから。。。

自分の含んでるモノから視線を動かした。
こっちもいいけれど。。。

腿もなめてみたくなる。。。


ゆっくり顔を上げると、
「あっ」
名残惜しそうな声が聞こえ、代わりにまだぬれてるソコを

手で包み込む。

彼が安心したように身体から力を抜いた。

誘われるように、白い肌に唇を寄せ舌でその滑らかさを味わう。


昔、昔。。。ずっと昔
女ってものに溺れてたころ
女の柔らかな肌がとても不思議だった。
何がこの下にあるのだろうなんて。。。
マシュマロのようにどこまでも、めり込んで行きそうで
でも
噛めば、水で膨らんだ風船のように割れてしまいそうな恐怖。

歯を立ててみたいけれど
理性ってものが、邪魔をして
風船を破らない程度にやわらかく噛んだあの感覚。


でも、今俺の唇の下にあるのは
噛み切る事も、破れる事もなく俺を跳ね返してくれそうな力強い肌。


少しだけ。。

唇を上げ歯をむき出して、そうっと当てた。

「ん。。。」

彼の全身が固くなって、手の中のモノもぴくんと跳ねた。
俺にぞわっと熱い波が流れた。

この感じ。。。

もう一度大きく口を開け、肌の下の彼の肉体を作り上げてる組織までも
感じられるようにゆっくりゆっくり
噛みしめていく。

「ん。。。」
痛みをこらえてる声がして、痛みを紛らわしてやろうと
手を大きく力強く上下させる。
「ん。。。ぁあっ」

それに呼応させ、歯にも力を入れる。
柔軟なのに弾力があって
千切れそうで、でも、力強く跳ね返す

俺の頭の中で、
こんな感覚が過去にあったか?なんて
似た感覚を記憶の回路の中から探し出そうとしてるけれど
なかなか出て来ない。

「いたい」という声が甘く聞こえた気がして
顎に力を入れて
柔らかな肉に自分の歯がめり込むのを感じると、身体が熱くなって
俺のソコに一気に血が流れ込む。

どかっ

「いてっ」
彼の足の衝撃を腰に感じ顔も手も放してしまった。
「翔ちゃんっ。いたいよっ、何してんだよ」
彼の怒った声。

「いってー」
蹴られた場所に手を当てて身体を起こし
ふと我に返ると
肘を付いて見下ろしてる怖い顔の彼と視線が合ってしまった。
怒ってる。。。そりゃそうだわ。。。
俯いて彼の足の間に正座した。

ちらっと自分の歯形が目に入って
『痛そう。。』と思い、
自分がやったんだと、どきっとする。

「いてーよ」
彼の大きな手がもうすでに血液を集め、赤紫になってるその場所を隠した。

「ご、ごめん。つい」
「ついって、翔ちゃんそんな趣味あったの?」
彼が大きな声を上げた。
もう痛みを忘れて、俺に対して驚きの方が大きいようだ。

「ないない。そんな趣味はない」
「でも。。。こんなに歯形が。。。」

「ごめん、噛んだらどんな感じかなと思って。。。」
「。。。。」

「雅紀の肌、綺麗で、柔らかそうだし」
「。。。」

「ここならわかんないだろうし。。」
「。。。」

「ごめん、もうしないから」
怒ってる彼にもう謝るしかない。
俺は彼の足の間で、両手を付いて土下座してた。

裸の男の情けない格好。
ベッドが揺れ、
彼も身体を起こしてるのを感じた。
何を言われるのかと、額をシーツに擦り付けたまま身体を固くする。

「ふふ。。。謝らなくてもいいよ」
その声に手をついたまま身体を起こす。
「なに?」

顔を上げたところに彼の瞳があった。
さっきの怒った鋭い目ではなく、
少し赤くなった目尻に黒い瞳がぼやっと潤んで見える。
これは彼が俺を誘うときの目。

「ちょっと良かったかも」
今度はこっちが驚いて、目を大きくする。
「ほんと?」

「翔ちゃん、なんにも言わなかったから、何考えてるのかわかんなくて
噛みちぎられるのかって怖かったけど、
そうじゃないってわかったら。。。」


「いいの?」


彼の口元が片方に歪むと、
首に重さを感じ、
次の瞬間、俺の身体は彼に覆いかぶさってた。


「あんまり痛いのは嫌だけど。。。」

「うん」

見下ろしてる彼の真っ赤な唇が半開きになって、
「ちょっと、興味はある。。」
そう呟くと、頬も真っ赤になった。

俺も頭にかーっと血が上る気がして大きく息を吸ってから、
こみ上げる悦びを抑えて、

「俺達やっぱり相性いいな」

喉の奥で囁いた。

彼の手のひらがゆっくり俺の背中を撫でる。
俺は唇を上げて、キバを剥くように歯を見せた。
すると
「ふふっ。。怖いな。で、次はどこを?」
彼の手が俺の背後を滑り落ち、腰を引き寄せた。


「まず、お前の痣。。。噛ませて。」


「ふふ、今は見せるシーンはないから、いいよ。優しくね。」

「まさき。。。」

こげ茶色の絵の具を散らしたような
見慣れた彼の肩に唇を当て「ちゅっ」と小さく音を立ててから
俺の歯は、筋肉で固い彼の肩にゆっくり食い込む


「ん。。。」
「痛い?」

顔を離して眺めた自分の歯の痕は、
彼の痣にまるで鎖のように点々と等間隔の痕を付けていた。


「翔ちゃんがね、俺のものだって言ってるみたいで、
噛まれてるのも嬉しい。俺って変かな」


「俺も」
歯で出来た凸凹を指で触れながら
「これで雅紀が自分のものだって印を付けたみたい。。。」


そう言いながら
その傷跡に軽く口づけをし
俺はまたその鎖を繋げるように彼の肩に歯を当てた。

彼の手が俺の髪を掴み、
「ん。。」
痛みを堪える音がして、指に力が入ると
そこを治療するように唇を当てて、次の鎖を繋げる

どれだけそんな狂った遊びに興じていたのか。

気がつくと、
彼の肩は俺の鎖でがんじがらめになっていた。

彼の指がゆっくりその痕を撫でる。


「誰にも見せられないね」

「誰にも見せたくないし、触らせたくないからいい」
俺はその痣を指で辿る。
「くくっ。子供みたい」
雅紀がそんな俺を見て笑ってる

「だな。マーキングだ」

そう言って誤摩化したものの
でも、この歯に食い込む彼の肌の柔らかさ。

病み付きになりそうだ。
軽く付けた肩の歯形は所々もう元に戻ってた、
でも、始めに噛んだ彼の腿の内側。。。

綺麗に俺の歯の痕が残ってる。

それがちょっと愛おしくて、指でなぞってみる。

すると、俺の頭の上から

「翔ちゃん、もっと強くとか考えてないよね」と雅紀の声が聞こえた。

「いや。。えっと」

彼の手が俺の頬に当たり、顔をくいっと上げさせられた。
「俺を痛めつけるのは、噛むだけじゃなくて。。さ」

どんどん小さくなってく声と、照れた表情に何を言っているのかわかると、
失いかけてた炎がまた身体の奥に宿る。

「じゃぁさ。。。どうして苛めてほしい?」

「なんでも。。。あ。でも噛むのはもう止めてね。仕事に差し支える」

「ちっ。わかったよ。じゃ。。。まずは。。。」

また身体を下にずらし。。。


太ももにある自分の赤い印に口づけをしてから。
また、始めにしてたこと。。。

気をとられて、途中で終わってしまった続きを始めた。



顔を動かす度、目の片隅に見える真っ赤な花。

綺麗じゃん、一生このまま痕があってもいいんじゃないの?

なんて思いながら

俺は彼の苦しい泣き声をもっと上げさせてやろうと
愛しいそれをいたぶってやった。





何をしても許して
愛してくれる彼。

俺も
こんなに愛してるよと顔を動かす。

甲高い声が聞こえ
彼が熱い印を俺に流し込んだ。

俺だって彼をこんなに愛してる。

だって。。。

彼の血だって、
ソレだって。。。

飲み込めるんだ。





次の日、楽屋で、俺はさっさと衣装に着替えて新聞を読み始めた。

いつもなら最初に服を脱ぎ捨て、下着姿で歩き回ってる雅紀が
今日は最後まで着替えずに隅できょろきょろしながら、タイミングを計ってる。
やっぱ、見られたらまずいよね。

俺はみんなの注目をこっちに集めてやろうと
「この間のロケでさー」

大きな声で話を始めた。
3人の視線が俺に集まり安心する。
雅紀もこっちを向いたので『着替えるなら今だよ』と目で言って頷いてやった。

「強烈なおばさんに掴まって」
「なに?」
「ニノと大野くんは本当に出来てるんですか?だって」

「えええ。へんなの」
「やっぱバレてるね、リーダー」
「ほんとに、雅紀と俺までどうなってんだって詰問されたよ」

俺は話をしながらちらっと雅紀を見た。

彼は誰も見ていないと安心したのか
堂々とズボンを脱ぎ捨ててた。

昨夜は、
真っ赤にくっきり咲いていた彼の太ももの花が
今日は
まるで水彩画のようにぼんやり浮かんでいた。


綺麗だなと思ったその花は
あっと言う間に
雅紀の服の下に消えたけれど

俺の腹の奥がほんの少しだけ温度を上げた。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


もう消えてしまいそうな翔ちゃんの歯形。
糸切り歯だけ小さく
まるで吸血鬼に噛まれたように残ってる。

あの慎重な彼が
恋愛の証拠になるような印を俺の身体に残す事に
俺達の関係が深くなってることを感じた。

二人の関係に
指環も
印鑑も
書類もないけれど

翔ちゃんの歯形が残ってるときは
二人の間に証明が存在するみたいで
その痕を見るたびに胸が痛くなった。

それに。。

噛まれた痛みと共に感じた愛。


これも究極の愛の形なのかもね。


噛まれて、痛いと顔を歪める俺を嬉しそうに見下ろす翔ちゃん。
その姿を思い出すとお腹が痺れる。
あの表情をもう一度見たい。
冷酷で、いやらしい彼の顔。


ずきん。。。


結局、俺も噛まれたいみたいだ。

翔ちゃんになら、
何をされても許せる。
痛くたって、
愛されてると感じられるなら。。。

いや、そんな綺麗ごとは嘘。
彼に身体も痛みも支配されて快感を感じてしまってるんだ。

雅紀は俺のものだって
あの歯形が物語ってたから。。。

そうだ

もう一度、あの真っ赤な花を腿に咲かせてもらおう。

これが全て消えてしまう前に。
夏が来る前に。

湯煙で曇った鏡の中にある、無駄の無い自分の身体をもう一度確かめ
「翔ちゃん、今日も遅いのかな」
小さく呟き、肩の痣に手を伸ばした。
痣に自分の指で触れると、翔ちゃんの手の優しさが蘇った。

あ。。。
風呂に入ったばかりなのに。。。
コイツは。。。














テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

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